よくある鋳物メーカーからの質問、問題点を掲載しております。
A:原因の一つとしては考えられますが、中子がムクなのか中空なのかで大きく変わってくると思います。今使用されている中子がムクなのであればコーテッドサンドのレジン%を下げてみてはどうでしょうか。又、中空中子であっても肝心な所まで抜けていない事がよくあります。重量をもう少し軽減してみて、適正な重量をみつけてはいかがでしょうか。
A:最も効果が有るのは、コーテッドサンドの粒度が細かい物に変更してみることだと思います。コーテッドサンドを現状のままでというのならば、白キラを中子表面に白粉を塗るようにスポンジで塗ってみてはどうでしょうか。
A:ムク中子であれば、中子の生焼けが考えられます。中空中子であればコーテッドサンドのレジン%が低いか、重量が軽すぎるかだと思います。それをクリアしている中子だとすれば、鋳造時の温度が高すぎるために、中子が耐えられない事も十分考えられます。温度が高すぎれば中子のレジンもとんでしまい鋳造に耐えられません。張りけどころか湯差しして破れてしまいます。一つずつクリアして行ってはいかがでしょうか。
A:中子崩壊に関しては、レジン%を減らす事と、コーテッドサンドに添加物として崩壊剤を入れてみてはどうでしょうか。
この様な質問が寄せられますが、弊社では要望に応じてムク中子を中空中子にして納入している製品が多くあります。お取引様からは、鋳造後の崩壊や吹かれが改善されたいう実績が有ります。しかもムク中子を中空に変えた事による利点としては、鋳造後の不良の軽減は勿論、中子単価の軽減、産廃(炭化砂)の軽減になる事です。